現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年5月9日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | はるかまで旅してゐたり昼寝覚 |
3 | 清明や街道の松高く立つ |
4 | 春曙何すべくして目覚めけむ |
5 | 柿若葉重なりもして透くみどり |
6 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
9 | 悪女たらむ氷ことごとく割り歩む |
10 | 小流れに春足音の矍鑠す |
11 | 鮟鱇の涎の糸の地べたまで |
12 | あをあをと空を残して蝶分れ |
13 | 早乙女の手足忘るるまで疲れ |
14 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
15 | 月光に風のひらめく秋ざくら |
16 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
17 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
18 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
21 | 蛇として縷として水漬き冥むなり |
22 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
23 | 敬老日遠き目礼して躱す |
24 | 浮花や余白といたす朝ぼらけ |
25 | 祖母の声茉莉花匂う闇がある |
26 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
27 | いなびかり北よりすれば北を見る |
28 | ジャスミンの歩道清しい富士の裾 |
29 | 風の棲む原生林の春落葉 |
30 | 人の手にあれば欲しがり夷布 |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | おそるべき君等の乳房夏来る |
33 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
34 | どれも口美し晩夏のジャズ一団 |
35 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
36 | 不器用な長女の嘘ですカーネーション |
37 | とめどなき大鮟鱇の涎かな |
38 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
39 | 刈り終えて人懐しき広さかな |
40 | すかんぽや回り道して子等帰る |
41 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
42 | 黄砂かも西に戦の続きおり |
43 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
44 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
45 | そら豆の花の黒き目数しれず |
46 | 年酒して獅子身中の虫酔はす |
47 | お悔やみに言いそびれたる忘れ花 |
48 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
49 | 愛国も売国もみな着ぶくれて |
50 | 朝顔の裏側ばかり厨ごと |
2024年4月26日 04時59分更新(随時更新中)