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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年11月19日のデイリーキーワードランキング

1

せきをしてもひとり
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

秋の川真白な石を拾ひけり
4

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
5

かたつむり或いは海の一部かな
6

柊の花一本の香りかな
7

摩天楼より新緑がパセリほど
8

しぐるるや死なないでゐる
9

寄せ鍋や気になる人の箸に触れ
10

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
11

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
12

いくたびも雪の深さを尋ねけり
13

恋ふたつ レモンはうまく切れません
14

ものの種にぎればいのちひしめける
15

降る雪や明治は遠くなりにけり
16

陽へ病む
17

恋ふたつ レモンはうまく切れません
18

雪兎ゆゑなき頬のほてりかな
19

芋の露連山影を正しうす
20

残菊といふ残菊とおもはねど
21

冬めくや人の話の腰を折る
22

たすき掛けしている時の母野菊
23

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
24

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
25

分け入つても分け入つても青い山
26

をみならも涼しきときは遠を見る
27

足の立つ嬉しさに萩の芽を検す
28

かなかなが沈む記憶の壺の中
29

赤い椿白い椿と落ちにけり
30

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
31

鳥わたるこきこきこきと缶切れば
32

糸瓜咲て痰のつまりし仏かな
33

大根馬かなしき前歯見せにけり
34

いちじくを食べたこどもの匂ひとか
35

蟇ないて唐招提寺春いづこ
36

どの子にも涼しく風の吹く日かな
37

鎌倉の晴つづきけり七五三
38

追伸に本音ひと言帰り花
39

しんしんと雪降る空に鳶の笛
40

友訪えば記憶の外の花吹雪
41

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
42

太陽に薄氷の音重なりぬ
43

金剛の露ひとつぶや石の上
44

ぜんまいののの字ばかりの寂光土
45

再びは生れ来ぬ世か冬銀河
46

ここまでと踵返せり大花野
47

冬麗の微塵となりて去らんとす
48

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
49

麦秋や紙飛行機は戻らざる
50

夜更かし波早起きの波年新た


2024年4月26日 04時18分更新(随時更新中)
 

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