現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年11月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
2 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
3 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
4 | せきをしてもひとり |
5 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 虹二重神も恋愛したまへり |
8 | クロイツェル・ソナタ折り鶴凍る夜 |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
12 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
13 | 月光もまた積もるもの草千里 |
14 | 着飾って貧しさを言う一葉忌 |
15 | 明易し弔ひふみの筆半ば |
16 | しぐるるや駅に西口東口 |
17 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
18 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
19 | しぐるるや死なないでゐる |
20 | 人生の構図決まらず秋灯下 |
21 | いさぎよき葱の白さよ酩酊す |
22 | 天上に宴ありとや雪やまず |
23 | ねんねこの中で歌ふを母のみ知る |
24 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
25 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
26 | 鰯雲この一族の大移動 |
27 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
28 | 石楠花や賽の河原の石の塔 |
29 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
30 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
31 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
32 | 何処やらに鶴の声聞く霞かな |
33 | 光もて葉の美しき椿かな |
34 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
35 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
36 | 一行の添え書に見る年賀状 |
37 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
38 | 老若を問はぬ未来図秋澄めり |
39 | 九十九里浜に白靴提げて立つ |
40 | 草刈りてひたすら刈りて誕生日 |
41 | 銀杏黄葉一点の灯のごとく人 |
42 | 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな |
43 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
44 | 花の夜のポストは黒くあゆみ来る |
45 | きらめきて萍紅葉はじまりし |
46 | 代々木踏切越す老優と咳落し |
47 | 入れものが無い両手で受ける |
48 | こんなよい月を一人で見て寝る |
49 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
50 | 朝刊を大きくひらき葡萄食ふ |
2024年4月20日 09時39分更新(随時更新中)