現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年7月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
2 | 夕桜あの家この家に琴鳴りて |
3 | せきをしてもひとり |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | 日が伸びる浮力のように猫老いて |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 寒入りの空きビンに挿す造花かな |
8 | 片陰が消しゆく午後の交差点 |
9 | 寂しいは寂しいですと春霰 |
10 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
11 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
12 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
13 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
14 | 母に会うための線香花火かな |
15 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
16 | あたたかや句を恋文のごとく書く |
17 | 賞味期限切れてゐるなり終戦日 |
18 | この町に生くべく日傘購ひにけり |
19 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
20 | 青風や双頭蓮は揺れつつも |
21 | 打ち明けてより風鈴の音の変わる |
22 | 蝉が鳴く熱中症の秋葉原 |
23 | 春ショールするり汽笛が遠ざかる |
24 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
27 | マロニエの香り漂う夜のカフェ |
28 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
29 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
30 | 蝶、天の一方よりおりてきて舞う |
31 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
32 | も一人の己れと出逢ふサングラス |
33 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
34 | 何もかも知つてをるなり竈猫 |
35 | 銅鐸に線描の鳥稲の花 |
36 | おろおろと人中人後わらじ虫 |
37 | 田を鋤いて牛の伏目の日昏れまで |
38 | 初蝉の晴天に白影法師 |
39 | 夏の兎飢えたり夢を見ていたり |
40 | 町空のつばくらめのみ新しや |
41 | 人恋し浦の蒲の穂枯れ切つて |
42 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
43 | 茱萸食むや傀儡もさらに老い行けり |
44 | 蓬髪のわれよりたかく蘆枯れたり |
45 | ややありて汽艇の波や蘆の角 |
46 | 陸続と仕事始めの塵芥車 |
47 | この道の富士になりゆく芒かな |
48 | すばらしい乳房だ蚊が居る |
49 | 秋の水水琴窟の音となり |
50 | 白魚汲みたくさんの目を汲みにけり |
2024年4月24日 21時54分更新(随時更新中)