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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年7月17日のデイリーキーワードランキング

1

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
2

水の地球すこしはなれて春の月
3

いなびかり北よりすれば北を見る
4

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
5

鶏頭の十四五本もありぬべし
6

戦争が廊下の奥に立つてゐた
7

鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉
8

せきをしてもひとり
9

金剛の露ひとつぶや石の上
10

派遣切り鉢売りされる青鬼灯
11

青蛙おのれもペンキぬりたてか
12

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ
13

滝落ちて群青世界とどろけり
14

桐一葉日当りながら落ちにけり
15

暗黒や 関東平野に 火事一つ
16

匙なめて童たのしも夏氷
17

赤い椿白い椿と落ちにけり
18

別るるや夢一筋の天の川
19

どの子にも涼しく風の吹く日かな
20

人に生まれ桜に生まれ星遠し
21

跳箱の突手一瞬冬が来る
22

崩れむとして白牡丹羽ひらく
23

おそるべき君等の乳房夏来る
24

薄氷の吹かれて端の重なれる
25

母と寝る一夜豊かに虫の声
26

乳房や少し大きめ水羊羹
27

古池や蛙飛びこむ水の音
28

蛍火や山のやうなる百姓家
29

汗滂沱ふり払って杭打ってきた
30

ああ小春我等涎し涙して
31

星空へ店より林檎あふれをり
32

走らねばてのひら冥し秋の水
33

打ち明けてより風鈴の音の変わる
34

夕立が洗つていつた茄子をもぐ
35

外にも出よ触るるばかりに春の月
36

ひらひらと月光降りぬ貝割菜
37

水枕ガバリと寒い海がある
38

しぐるるや死なないでゐる
39

いずこかに血の滞り夏ふかし
40

暗黒や関東平野に火事一つ
41

青葉木菟父情疑うこと言わず
42

片陰が消しゆく午後の交差点
43

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
44

青くるみ死者は生者の内にのみ
45

重ね着の中に女のはだかあり
46

庭石に梅雨明けの雷ひびきけり
47

帆船は海に咲く花海開き
48

千年の留守に瀑布を掛けておく
49

遠雪嶺トランペットを吹いてみたい
50

行けど無人行けど無音の麦の秋


2024年4月20日 05時55分更新(随時更新中)
 

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