現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年6月1日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 夫の釘箱いっぱいに初夏 |
10 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
11 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
12 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
13 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
14 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
15 | 大寒の一戸もかくれなき故郷 |
16 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
17 | いなびかり北よりすれば北を見る |
18 | 秋たつや茶柱立つても立たいでも |
19 | 新生児並びて眠る夜寒かな |
20 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
21 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
22 | 分け入つても分け入つても青い山 |
23 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
24 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
25 | 守武の忌は露けくて鳩すずめ |
26 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
27 | 風さらり身体を拔けて萩の花 |
28 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
29 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 木の国は義仲育て木賊刈る |
32 | 朝焼けの時刻表から上高地 |
33 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
34 | 夏鶯風は木綿の肌ざわり |
35 | 畦塗りの鍬の土音日を返す |
36 | 梁の自在の卍鳥雲に |
37 | 黄金の入り日翳して帰り舟 |
38 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
39 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
40 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
41 | 紋白蝶生るればすぐに影もらふ |
42 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
43 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
44 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
45 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
46 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
47 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
48 | 羅に眼あつまるクラス会 |
49 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
50 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
2024年4月25日 16時17分更新(随時更新中)