現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年5月31日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | 山法師その気にさせるしろさかな |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 蟻の列しづかに蝶をうかべたる |
6 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
7 | 赤ん坊の蹠まつかに泣きじやくる |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | いなびかり北よりすれば北を見る |
10 | せきをしてもひとり |
11 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
12 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
13 | 向日葵の瞠る旱を彷徨す |
14 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
15 | 余り苗さざなみ迅くなりにけり |
16 | 石臼干す帰燕のあとのがらあきに |
17 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | 野ばらの莟むしりむしりて青空欲る |
20 | 入れものが無い両手で受ける |
21 | 大榎飛燕かすめて父祖をかすめる |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | 田水張り天地一つに融け合える |
24 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
25 | 雲はぽわと浮かぶほかなし夏の原 |
26 | 冬晴やガイド多弁な異人館 |
27 | むきだしの命はねたり青がえる |
28 | 分け入つても分け入つても青い山 |
29 | 引き潮の風に吹かれし浜豌豆 |
30 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
31 | 艶聞に片耳ふさぐアマリリス |
32 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
33 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
34 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
35 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
36 | 夫の釘箱いっぱいに初夏 |
37 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
38 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
39 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
40 | 藍浴衣夜風自在に家通る |
41 | 亀鳴くや皆愚かなる村のもの |
42 | たまねぎのたましひいろにむかれたり |
43 | 人の世をおおかたは生き夏椿 |
44 | 瑠璃沼に滝落ちきたり瑠璃となる |
45 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
46 | 汽車過ぎて煙の中の茶摘かな |
47 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
48 | 秋空に風の道ありさざ波す |
49 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
50 | 絵ろうそく屋ひっそりはなやぎ彼岸の雨 |
2024年4月20日 10時21分更新(随時更新中)