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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2014年3月3日のデイリーキーワードランキング

1

ほととぎすあすはあの山こえて行かう
2

せきをしてもひとり
3

女身仏に春剥落のつづきをり
4

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
5

たんぽぽや日はいつまでも大空に
6

もういちどいそぎんちゃくとねてみたい
7

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
8

シャボン玉ひとつ壊して地に還す
9

起立着席羽ばたきの音卒業式
10

外にも出よ触るるばかりに春の月
11

曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ
12

その宵を独り占めして白牡丹
13

行く我にとどまる汝に秋二つ
14

啓蟄や指輪廻せば魔女のごと
15

鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな
16

切株の浮力となってゆく冬陽
17

ふくろうに聞け快楽のことならば
18

流し雛岩陰を波躍り出て
19

をりとりてはらりとおもきすすきかな
20

捨舟の水漬く纜葦の角
21

ひらひらと月光降りぬ貝割菜
22

首を交わして丹頂のとどろけり
23

大空に又わき出でし小鳥かな
24

小春日や隣家の犬の名はピカソ
25

鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ
26

鳶の輪の絶対音感夕焼ける
27

いなびかり北よりすれば北を見る
28

虫螻蛄と侮られつつ生を享く
29

たましひのたとへば秋のほたる哉
30

茎立ちて譜面台高く高くする
31

日本がここに集る初詣
32

勇気こそ地の塩なれや梅真白
33

たらちねの耳疎くなる神の留守
34

冬日燦津軽の色に戦慄す
35

ふり返る思い誰にも残る鴨
36

約束の寒の土筆を煮て下さい
37

冬会津赤い糸巻贖えり
38

時計屋の時計春の夜どれがほんと
39

早春の鳶を放ちて宝寺
40

秋風やくわらんと鳴りし幡の鈴
41

乙鳥はまぶしき鳥となりにけり
42

百代の過客しんがりに猫の子も
43

偶然の 蝙蝠傘が 倒れてゐる
44

文旦に指入れて雨ふるさとに
45

紫陽花や水辺の夕餉早きかな
46

蜩といふ名の裏山をいつも持つ
47

石の相樹の相包む桃の花
48

耕して高き欅を野に残す
49

天井に宮本武蔵冬の蠅
50

一対か一対一か枯野人


2024年4月25日 04時58分更新(随時更新中)
 

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