現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年12月9日のデイリーキーワードランキング
1 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 春の灯や女は持たぬのどぼとけ |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
6 | 山彦のゐてさびしさやハンモツク |
7 | ねむりたらざればねむりて沙羅の花 |
8 | 魂ひとつ青野に還す血曼荼羅 |
9 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
10 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
11 | うすものを着て雲の行くたのしさよ |
12 | 魂の一つ一つの黒葡萄 |
13 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
14 | 腰痛むすっくと立てり黄水仙 |
15 | せつかくの四温や点滴長すぎる |
16 | 天上に人のふえゆき木の実降る |
17 | 手に余る未完の盆栽枯蟷螂 |
18 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
19 | つららどもいろはにほへとつららども |
20 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
21 | 珍皇寺あの世この世や蟻地獄 |
22 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
23 | 遮断機にいつしか消えし時雨虹 |
24 | 花冷えの夜は眼をひらく陶器の魚 |
25 | 顔抱いて犬が寝てをり菊の宿 |
26 | 教会に集ひし信者に汗の香す |
27 | 長襦袢ずるるずるると蝸牛 |
28 | 岬に集る無言の提灯踏絵の町 |
29 | 春うらら猫大好きの彼女くる |
30 | 胆さむいあやまち丸木原爆図 |
31 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
32 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
33 | 忍冬そのほか明日あるものばかり |
34 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
35 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
36 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
37 | 新ちぢり熔岩を打ち打つ波がしら |
38 | 青嵐いまぞ阿修羅の六臂欲し |
39 | あにのかふあねもいとしやゆきしんしん |
40 | 八十の母の焚火の勢い立つ |
41 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
42 | 人間の道つけている赤まんま |
43 | 色町や真昼しづかに猫の恋 |
44 | 腰太き南部日盛農婦かな |
45 | 昭和生まれとつとつ黒い向日葵描く |
46 | 夕顔の開かんとして白ふかむ |
47 | 苗代の水張りきつて波もなく |
48 | 虫の世に出でゆく仕事八雲の忌 |
49 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
50 | 柿日和カザルスの鳥弦弾く |
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2024年4月25日 16時55分更新(随時更新中)