現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年9月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
2 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
3 | 子規逝くや十七日の月明に |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
6 | 螢獲て少年の指みどりなり |
7 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 選句しつつ火種なくしぬ寒雀 |
10 | 立ちのぼるけむりに露に座すかぼちゃ |
11 | 鰯雲二人で佇てば別れめく |
12 | 分け入つても分け入つても青い山 |
13 | こんなよい月を一人で見て寝る |
14 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
17 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
18 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
19 | いなびかり北よりすれば北を見る |
20 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
21 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
22 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
23 | 鳥兜毒持つことは静かなり |
24 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
25 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
26 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
27 | 親友の逝く鶯鳴くを待たずして |
28 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
29 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
30 | 月夜つづき向きあふ坂の相睦む |
31 | 柿落葉老いていとしきものふゆる |
32 | 遠目にも植田の苗が襟正す |
33 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
34 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
35 | 臘梅の一枝やけふの句座待ちぬ |
36 | むばたまの黒飴さはに良寛忌 |
37 | 下萌やあしたゆふべを端折着 |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
40 | 風見鶏ひとり月見をしていたり |
41 | 赤ちゃんに心うまれる神無月 |
42 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
43 | 菜畑の残照人間軽くなる |
44 | 渋紙をのばして祖母の日は佳けれ |
45 | 身を鎧ふ才覚はなし木の葉髪 |
46 | 再会のちよつと嬉しき夏はじめ |
47 | 夏満月赤き光を海に投げ |
48 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
49 | 霧黄なる市に動くや影法師 |
50 | 生業の針百本に雷激す |
2024年4月25日 17時08分更新(随時更新中)