現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年8月27日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
4 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
5 | 新藁の小屋でみつけたかくれんぼ |
6 | すれちがい移り香残し秋袷 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | はじめから皺のある服秋立ちぬ |
9 | 未来図は直線多し早稲の花 |
10 | 心臓を乱用したり秋の蠅 |
11 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
12 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
13 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
14 | 雁渡し北見青透く薄荷飴 |
15 | 志高きは老いず栗熟るる |
16 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
17 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
18 | 青柿や化粧して顔苦しかり |
19 | 海に出て木枯帰るところなし |
20 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
21 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
22 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
23 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
24 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
25 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
26 | 逝きにけり冬三日月の綺羅を負い |
27 | 想像が遅れて流る熊野川 |
28 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
29 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
30 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
31 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
32 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
33 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
34 | 八月や六日九日十五日 |
35 | 分校の空を白鳥渡りけり |
36 | 白樺のまれにはななめ秋晴るる |
37 | 蜩や行く先ちがふ旅仲間 |
38 | 飲み食ひの下は根の国蓮の骨 |
39 | 万蕾の梅や鎌倉波の音 |
40 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
41 | かわかわと大きくゆるく寒鴉 |
42 | おそるべき君等の乳房夏来る |
43 | 寒鯉の黒光りして斬られけり |
44 | ここにいる不思議つくづく冬紅葉 |
45 | 夏惜しむ岩場に残る潮だまり |
46 | もの音は一個にひとつ秋はじめ |
47 | 蜩の声たたみ込む朱印帳 |
48 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
49 | 善男が少女に呼ばる赤い羽根 |
50 | 天の川三途の川を濁らせよ |
2024年4月19日 05時28分更新(随時更新中)