現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
4 | いなびかり北よりすれば北を見る |
5 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
6 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
9 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
10 | 方丈の大庇より春の蝶 |
11 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | せりなずなごぎょうはこべら母縮む |
14 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
15 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
16 | 放蕩の尾は遥かなり籠枕 |
17 | 咳をしても一人 |
18 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
19 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
20 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | パスワード忘れて緋鯉錦鯉 |
23 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
24 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
25 | 霜夜来し髪のしめりの愛しけれ |
26 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
27 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
28 | 妣が来てコンタツ探すルミナリエ |
29 | ややありて流れはじめし雛かな |
30 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
31 | 薔薇の闇われを殺しに我が来る |
32 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
33 | 芒種かなレディースデーの映画館 |
34 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
35 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
36 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
37 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
38 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
39 | にぎりしめにぎりしめし掌に何もなき |
40 | 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ |
41 | ふところに入日のひゆる花野かな |
42 | 河鹿笛谷川の風抜ける宿 |
43 | 別のこと考へてゐる遠花火 |
44 | ぼくだけがはみ出している盆踊り |
45 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
46 | 隅田川見て刻待てり年わすれ |
47 | 夕顔のそこより先は 夢うつつ |
48 | かたつむり日月遠くねむるなり |
49 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
50 | 立葵いまも黒船見ておりぬ |
2024年4月25日 08時23分更新(随時更新中)