現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年6月2日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
4 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
7 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
8 | 紫雲英田に置きし赤子と血のかよう |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
11 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
12 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
13 | 初日さす松はむさし野にのこる松 |
14 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
15 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
18 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
19 | 停年を迎えし生活柳絮飛ぶ |
20 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
21 | 群羊の一頭として初日受く |
22 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
23 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
24 | 脊髄にしびれ伝わり若葉寒 |
25 | をはるべき恋とアゲハの通り道 |
26 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
27 | 昼寄席に晒井の声きこえけり |
28 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
29 | うちの蝶としてとんでいるしばらく |
30 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
31 | ボート漕ぐ背後の未来見えぬまま |
32 | 鐵筆をしびれて放す冬の暮 |
33 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
34 | ところてん煙のごとく沈みをり |
35 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
36 | 蜆殻友見送つてから乾く |
37 | 遥けくも一本の道山桜 |
38 | 白藤や揺りやみしかばうすみどり |
39 | 冬霧の流れる街に住み古りぬ |
40 | 朴落葉がさり音立つ夜の静寂 |
41 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
42 | 春かなしカザルスチェロの鳥の歌 |
43 | 吾が影を動かしており盆提灯 |
44 | 糸杉の腰のあたりが痒いという |
45 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
46 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
47 | 悪意のようなピラカンサ真正面 |
48 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
49 | 紫は水に映らず花菖蒲 |
50 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
2024年4月25日 02時04分更新(随時更新中)