現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年4月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
3 | いなびかり北よりすれば北を見る |
4 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
8 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | 陽へ病む |
12 | ものの種にぎればいのちひしめける |
13 | 早乙女に水しろがねにたひらかに |
14 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
15 | サルビアや臨界点をいまこえし |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
18 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
19 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
20 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
21 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
22 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
23 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
24 | 虹鱒を二匹食べたる花粉症 |
25 | 春筍の産毛に朝の光かな |
26 | 鳥貝はまっさきに望郷である |
27 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
28 | あかあかと屏風の裾の忘れもの |
29 | 嬰かこみ家族ほぐるる五月晴 |
30 | 燕飛ぶ飛ばねば死ぬといふやうに |
31 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
32 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
33 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
34 | 曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり |
35 | この頃や芭蕉玉巻き玉をとき |
36 | こんなよい月を一人で見て寝る |
37 | 田水張る盆地ふつふつ青のタッチ |
38 | 夕方の影あいまいに春障子 |
39 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
40 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
41 | 間伐材組みて夏めく沢入駅 |
42 | 性格は一生変はらぬ鉄線花 |
43 | 釣瓶落しといへど光芒しづかなり |
44 | 草の花褒める言葉をさがしおり |
45 | なほ北へ行く汽車とまり夏の月 |
46 | 銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく |
47 | 朴落葉がさり音立つ夜の静寂 |
48 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
49 | なだらかにため息落ちる十二月 |
50 | 鯖の道冷たき手足もていそぐ |
2024年4月24日 20時40分更新(随時更新中)