現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年12月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | 雛飾りつつふと命惜しきかな |
3 | 歌留多とる皆美しく負けまじく |
4 | 初暦知らぬ月日は美しく |
5 | しんしんと閑けさ聴こゆ今朝の春 |
6 | 足の立つ嬉しさに萩の芽を検す |
7 | 天皇誕生日休日となりにけり |
8 | 竜の玉俳句は降りてこなかった |
9 | 東京の端に遊びて冬帽子 |
10 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
11 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
12 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
13 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
14 | 一行の添え書に見る年賀状 |
15 | はつぞらのたまたま月をのこしけり |
16 | 父母の亡き裏口開いて枯木山 |
17 | しっかりと見ておけと瀧凍りけり |
18 | 岩木嶺や白菜正座してをりぬ |
19 | 病葉や夢を捨てたる窓一つ |
20 | 思へば遠し十九の闇の蜀魂 |
21 | 郷愁を唾で飲み込む夜の蝶 |
22 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | 斑鳩や塔とれんげと宅急便 |
25 | 草書体の読経に従けず夏燕 |
26 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
27 | 梅の花溢死の縄が定位して |
28 | 落し文懸想は白をつくしけり |
29 | 古稀といふ春風にをる齢かな |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 力なく風に躓く冬の蝶 |
32 | いとほしや人にあらねど小紫 |
33 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
34 | 次の世へ蠅取蜘蛛を連れてゆこ |
35 | 如月も尽きたる富士の疲れかな |
36 | この村の光となりし帰省の子 |
37 | 地を離れいま飛翔へと初日の出 |
38 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
39 | 初大師骨董市を二度まはり |
40 | 双頭の蛇の如くに生き悩み |
41 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
42 | いつよりか遠見の父が立つ水際 |
43 | 北上の空に必死の冬の蝶 |
44 | 白鳥といふ一巨花を水に置く |
45 | 老人に赤い実固まりピラカンサ |
46 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
47 | 狐火に土瓶の口を向けておく |
48 | 秋日差螺旋階段下りて句座 |
49 | 書初めやをさなおぼえの万葉集 |
50 | 晝寢すと言ひたるままに荼毘にあり |
2024年4月26日 08時43分更新(随時更新中)