現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年9月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
2 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
3 | 雲の峰棒高跳びの棒しなる |
4 | 下萌は棒高跳びに始りぬ |
5 | 寒の鶏鬨つくるとき背ほそる |
6 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
7 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
8 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
11 | 鰯雲この一族の大移動 |
12 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
13 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
14 | いなびかり北よりすれば北を見る |
15 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
16 | 星空へ店より林檎あふれをり |
17 | 富士山に夕日てかてか秋汀 |
18 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
19 | そそりたつ帆柱石や秋晴るる |
20 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
21 | 無月かな禅坊主に鼻捻られる |
22 | 祭囃子山杉覆ふ村を出て |
23 | 夕花野これより先は姥捨山 |
24 | ストレスのたまる松の木秋うらら |
25 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
26 | 痩馬のあはれ機嫌や秋高し |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
29 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
30 | 柿もぐや殊にもろ手の山落暉 |
31 | 太鼓打つ少年足から陽炎えり |
32 | 十五夜とむかふわたしといふひとり |
33 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
34 | 梅雨夕焼だんだん怖き童唄 |
35 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
36 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
37 | 宝くじ外れて亀のなきにけり |
38 | 円形のひととこゆがみ昼ちちろ |
39 | 秋天にわれがぐんぐんぐんぐんと |
40 | 芋の露連山影を正しうす |
41 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
42 | みんなして春の河馬まで行きましょう |
43 | サフランや映画はきのう人を殺め |
44 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
45 | うたた寝は父のさすらい藤袴 |
46 | 枯木立月光棒のごときかな |
47 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
48 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
49 | 寄せる波ばかりが見えて花海桐 |
50 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
2024年4月18日 10時56分更新(随時更新中)