現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年8月31日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
3 | 八月尽鋭角に眉整へむ |
4 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
5 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
6 | 分け入つても分け入つても青い山 |
7 | 八月や六日九日十五日 |
8 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
9 | 水が水押して四万十川の夏 |
10 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
11 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
12 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
13 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
14 | 爽籟の集まっている文書棚 |
15 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
16 | 待つ人のゐる明るさの春灯 |
17 | 稲の花自転車で行くすれ~に |
18 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
19 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
20 | 未来図は直線多し早稲の花 |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | コホロギの肩刺せ裾刺せ一人の茶 |
23 | とりあえず塩と答えて更衣 |
24 | 夕桜藍甕くらく藍激す |
25 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
26 | 穴まどひ余生の焦点ずれて来し |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | サフランや映画はきのう人を殺め |
29 | 晩夏光過去呼び戻すしみ一つ |
30 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
31 | ひまわりも瞼閉じたい時がある |
32 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
33 | うかうかと我門過る月夜かな |
34 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
35 | 芋水車廻れよ冬が追かける |
36 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
37 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
38 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
39 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
40 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
41 | 朝顔の蔓の先なる迷かな |
42 | 大落暉今に点火の枯すすき |
43 | スケートの濡れ刃携へ人妻よ |
44 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
45 | けぶる母郷いくたび芹の匂いたつ |
46 | 天辺へ紅を一刷毛合歓の花 |
47 | 思惟仏の琴線に触れ一葉散る |
48 | 病めば梅ぼしのあかさ |
49 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
50 | 夕東風や海の船ゐる隅田川 |
2024年4月23日 15時25分更新(随時更新中)