現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
3 | 火を投げし如くに雲や朴の花 |
4 | 水無月の幹を朱かめし沙羅双樹 |
5 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
6 | ダービーの馬は四歳孫四つ |
7 | 木楸の花荒行の生涯ぞ |
8 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
9 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
10 | 芋の露連山影を正しうす |
11 | 文芸に一世をかけし木の葉髪 |
12 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
16 | 今日だけの姐気取りや祭髪 |
17 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
18 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
19 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
20 | 白鳥帰る一羽は死者のポケットに |
21 | 重ね着の中に女のはだかあり |
22 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
23 | 賀状書く心東奔西走す |
24 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
25 | だんだんに祖父の本気や水鉄砲 |
26 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
27 | 翁かの桃の遊びをせむと言ふ |
28 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
29 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
30 | 親よりも白き羊や今朝の秋 |
31 | 逢へばいま骨の髄までカンナ咲く |
32 | 門川の爽にはやし村抗す |
33 | ひたち野は大みずたまり五月来る |
34 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
35 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
36 | 帚木のそよぎなんなく忘れをり |
37 | もてなしの田舎紳士のお色気話 |
38 | 目白の巣我一人知る他に告げず |
39 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
40 | 旗立てて高く茶店あり夏の山 |
41 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
42 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
43 | 新走り身の影をおく畳かな |
44 | この里で生き拔く構え夏鴉 |
45 | 早乙女のひかり集めてゐたりけり |
46 | 天空のほくろとなりし揚雲雀 |
47 | 百年の村史繙く雪解光 |
48 | 青しぐれ空間生まんと正座せり |
49 | 犬吠の波旋回す夏の午後 |
50 | 老いぬれば股間も宙や秋の暮 |
2024年4月26日 01時14分更新(随時更新中)