現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年4月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 夜目に光る蛙ひき逃げ事件なり |
3 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
7 | 春や昔十五万石の城下哉 |
8 | 菫程な小さき人に生れたし |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
11 | 山赤くひだるき草と歩くなり |
12 | うしろ姿の時雨てゆくか |
13 | 夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽 |
14 | 芝桜色鉛筆の走り出す |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
17 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
18 | 病む母の薄眼に満ちて花万朶 |
19 | 山動きだしアカシアの花万朶 |
20 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
21 | 山滴るいっぱい蒐めた鳥の切手 |
22 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
23 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
24 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
25 | はんなりと稽古の袴春深し |
26 | 葉桜の中の無数の空さわぐ |
27 | 分け入つても分け入つても青い山 |
28 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
29 | 仁王門招かれ往けば枝垂花 |
30 | 紅葉散る地蔵ひたすら真顔なり |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 義仲寺に生まれて乾らぶかたつむり |
33 | 渡鳥仰ぎ仰いでよろめきぬ |
34 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
35 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
36 | 籬といふやさしきことば秋陽射す |
37 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
38 | 籐椅子に海を見てゐるとき負けし |
39 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
40 | 太刀魚は右向けみぎとならびおる |
41 | 逍遥忌シェクスピアの翻訳本 |
42 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
43 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
44 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
45 | 早立ちの声過ぎゆけり露葎 |
46 | 白波が白波追へり九月尽 |
47 | 薫風や鎧向き合う恐ろしさ |
48 | 口で紐解けば日暮や西行忌 |
49 | 考える人は考え昭和の日 |
50 | 薫風やホテルばかりの温泉の町 |
2024年4月26日 06時21分更新(随時更新中)