現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月16日のデイリーキーワードランキング
1 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
2 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 春めきてものの果てなる空の色 |
7 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
8 | へうへうとして水を味はふ |
9 | 千里より一里が遠き春の闇 |
10 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
11 | 陽当たりて幹白光に春立てり |
12 | 木簡の欠片ここにも養花天 |
13 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
14 | 白魚のさかなたること略しけり |
15 | 玄関に大きな鏡室の花 |
16 | 若鮎の二手になりて上りけり |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
19 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
20 | 光堂かの森にあり銀夕立 |
21 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
22 | 風に振る身の丈の恋クロッカス |
23 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
24 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
25 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
26 | あかときの桔梗とはなり死にゆけり |
27 | うしろ姿の時雨てゆくか |
28 | よろけやみ水からくりに現あらず |
29 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
30 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 追伸に春一番と俳句馬鹿 |
33 | 朝寝せり孟浩然を始祖として |
34 | 短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 |
35 | 光堂より一筋の雪解水 |
36 | 鷹鳩と化すや銀色無地の帯 |
37 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
38 | 冬深し柱の中の濤の音 |
39 | 某は案山子にて候雀どの |
40 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
41 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
42 | いなびかり北よりすれば北を見る |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | 汽車見えてやがて失せたる田打かな |
45 | 部屋部屋のうすくらがりや沈丁花 |
46 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
47 | 太陽はいつもまんまる秋暑し |
48 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
49 | 忽然と地から湧き出すクロッカス |
50 | 虞美人草猫がお辞儀をして通る |
2024年4月24日 16時10分更新(随時更新中)