現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月9日のデイリーキーワードランキング
1 | いきいきと三月生る雲の奧 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 舟底を擦る川の砂夏の果 |
4 | じゆぶじゆぶと水に突込む春霰 |
5 | あちこちにおひとりさま揺れ波の花 |
6 | 麦を踏む子の悲しみを父は知らず |
7 | 早乙女の蛙にわたす日暮哉 |
8 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 陸奥の国襤褸の中に星座組み |
11 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
12 | 春晝の指とどまれば琴も止む |
13 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
14 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
15 | 芋の露連山影を正しうす |
16 | 輪踊の輪の崩れより春寒し |
17 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
18 | ひとりづつ死し二体づつ橇にて運ぶ |
19 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
20 | 形代は遊びつかれてふきのとう |
21 | 八郎潟に白魚すすりし三鬼亡し |
22 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | 藤の実とぶ縄文の音そのままに |
25 | 葦切や執行猶予と鳴きたてる |
26 | かたくりは日を惜しむ花つつむ花 |
27 | 錦帯橋わたり白蛇に逢ひにゆく |
28 | ものの種にぎればいのちひしめける |
29 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
30 | 春や昔十五万石の城下哉 |
31 | 芒山うつくしかりしとのみ告げん |
32 | 花の寺願ひの橋に梵字の阿 |
33 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
34 | 春北斗光る天使の分け前か |
35 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
36 | 風に落つ楊貴妃桜房のまま |
37 | 苗代の水の天井風が吹く |
38 | 昼寝するつもりがケーキ焼くことに |
39 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
40 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
41 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
42 | 暖房やなほ二まはり若き寡婦 |
43 | 逃散の夜のましろき曼珠沙華 |
44 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
45 | 秋遍路硫黄島から来たと言ふ |
46 | 雪をよぶ 片身の白き生き鰈 |
47 | 東風強し少女闊歩の膝小僧 |
48 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
49 | 浮標灯冬から春へ点滅す |
50 | 枇杷の花くりやの石に日がさして |
2024年4月24日 05時47分更新(随時更新中)