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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年12月20日のデイリーキーワードランキング

1

桐一葉日当りながら落ちにけり
2

芋の露連山影を正しうす
3

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
4

降る雪や明治は遠くなりにけり
5

来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり
6

夏草に気罐車の車輪来て止る
7

去年今年貫く棒の如きもの
8

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
9

蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ
10

万緑の中や吾子の歯生え初むる
11

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
12

青丹よし寧楽の墨する福寿草
13

冬蜂の死にどころなく歩きけり
14

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
15

摩天楼より新緑がパセリほど
16

着ぶくれて浮世の義理に出かけけり
17

引いてやる子の手のぬくき朧かな
18

実存とは破魔矢を握りしむことか
19

鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる
20

もちつきの得心の音心地よき
21

被爆ドーム昭和忘れて忘れない
22

水枕ガバリと寒い海がある
23

もてなしの始めを舞うて御慶かな
24

歌留多とる皆美しく負けまじく
25

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
26

春風や闘志いだきて丘に立つ
27

賀状書く夫よわたくし燠火たり
28

釣人の影消されゆく冬至かな
29

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
30

分け入つても分け入つても青い山
31

雪吊りの解かれてただの縄になる
32

亡き妹の現れて羽子板市なるや
33

藪柑子一打の鐘の響きけり
34

床の間の鬼柚子一夜の伽とせる
35

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
36

さざ波は立春の譜をひろげたり
37

ものの種にぎればいのちひしめける
38

もてなしの子持ち公魚味噌じたて
39

竜天に昇る暁雲輝やかし
40

しんしんと肺碧きまで海の旅
41

地を吹く風さらさら庭に冬が来る
42

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
43

冬深し柱の中の濤の音
44

鶏頭の十四五本もありぬべし
45

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
46

ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう
47

愛猫の入院の夜冴返る
48

初夢のなかをどんなに走つたやら
49

突き出されめたふぃじかるに心太
50

いくたびも雪の深さを尋ねけり


2024年4月25日 06時15分更新(随時更新中)
 

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