現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年11月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 立冬のことに草木のかがやける |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
5 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
6 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
7 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
8 | 立冬や鉄路の継目ごとに音 |
9 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
10 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
13 | 熟れ柿のひとつ入り日と向きあへり |
14 | ななかまど白馬の霧に色づけり |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
17 | 人前に吐かぬ弱音や虎落笛 |
18 | 熱帯夜ひとの形の水醒むる |
19 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
23 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
24 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
25 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
26 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
27 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
28 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
29 | 燦爛と波荒るるなり浮寝鳥 |
30 | 枯園に向ひて硬きカラア嵌む |
31 | みちのくの町はいぶせき氷柱かな |
32 | 蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ |
33 | 家じゅうの鏡垂直冬に入る |
34 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
35 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
36 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
37 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
38 | 父母ら秋夕焼にまぎれこむ |
39 | 凪ぎわたる地はうす眼して冬に入る |
40 | 冬に入る伐折羅は赤き息吐けり |
41 | 天渺々笑ひたくなりし花野かな |
42 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
43 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
44 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
45 | 立冬や足許にきて動く波 |
46 | 夏帽はサハラ砂漠の砂の色 |
47 | あきかぜのふきぬけゆくや人の中 |
48 | 討入りの日や下町に小火騒ぎ |
49 | 秋の航一大紺円盤の中 |
50 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
2024年4月20日 05時28分更新(随時更新中)