現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年10月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
4 | 金木犀の音満ちてゆく夜明け |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | こんなよい月を一人で見て寝る |
7 | 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙 |
8 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
9 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
10 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
11 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
14 | 大津絵の鬼が鉦打ち寒明くる |
15 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
16 | 草原や夜々に濃くなる天の川 |
17 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
18 | 家を出て手を引かれたる祭かな |
19 | 愁眉開く庄内平野稲穂波 |
20 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
21 | 草木より人翻る雁渡し |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
24 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
25 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
26 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
27 | 冬支度捨てる時代に從えず |
28 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
29 | 学校へ来ない少年秋の蟬 |
30 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
31 | ろりろりと印度の少女雲を嚙む |
32 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
33 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
34 | うつくしきあぎととあへり能登時雨 |
35 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
36 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
37 | 狂いだす体内時計秋深む |
38 | 弁当の輪ゴム飛びゆく五月の空 |
39 | 結婚はロシアンルーレット青林檎 |
40 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
41 | 朝風の棗はひかるばかりなり |
42 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
43 | 雁やのこるものみな美しき |
44 | 翅あらば今たたみ頃夕端居 |
45 | 大花野ぼくの臓器鳴りました |
46 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
47 | 銀杏散る光よ大航海時代 |
48 | まっすぐに生きてるつもりねじれ花 |
49 | ささやきは障子の向こう秋時雨 |
50 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
2024年4月25日 11時18分更新(随時更新中)