現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 某は案山子にて候雀どの |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
4 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
5 | 秋の航一大紺円盤の中 |
6 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
9 | 芋の露連山影を正しうす |
10 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
11 | さやうなら笑窪荻窪とろろそば |
12 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
13 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
16 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
17 | あるけばかつこういそげばかつこう |
18 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
19 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
20 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
21 | オリオンの盾新しき年に入る |
22 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
23 | 翅あらば今たたみ頃夕端居 |
24 | 土の音松にのぼりぬ春の暮 |
25 | 秋麗をとりちらかして上機嫌 |
26 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
27 | 朴の咲く淵にこだます機屋かな |
28 | 春の空気ごうごうとして桐箪笥 |
29 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
30 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
31 | ものの種にぎればいのちひしめける |
32 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
33 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
34 | この道の富士になりゆく芒かな |
35 | 秋波やいくり秘めたる城が島 |
36 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
37 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
38 | 風力十窓に貼りつく蝗かな |
39 | それとなく御飯出てくる秋彼岸 |
40 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
41 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
42 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
43 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
44 | 丈夫やマニラに遠き波枕 |
45 | 秋麗の柩に凭れ眠りけり |
46 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
47 | コスモスの押しよせてゐる廚口 |
48 | 露地裏を夜汽車と思ふ金魚かな |
49 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
50 | 青春の濤音返す秋の海 |
2024年4月26日 02時10分更新(随時更新中)