現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月2日のデイリーキーワードランキング
1 | ぼくだけがはみ出している盆踊り |
2 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
3 | 初蝶を夢の如くに見失ふ |
4 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
5 | 妻と寝て銀漢の尾に父母います |
6 | ちるさくら海あをければ海へちる |
7 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
8 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
9 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
10 | たましひのしづかにうつる菊見かな |
11 | 屋上に神父を放ち亀鳴けり |
12 | 燦々と台風一過カレー煮よ |
13 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
16 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
17 | 沈丁や夜でなければ逢へぬひと |
18 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
19 | ぬるき茶の渋み鋭き厄日かな |
20 | ミモザ咲きあふるるカルタゴの遺蹟 |
21 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
22 | 月の客ありて山門しめざりき |
23 | くもの糸一すぢよぎる百合の前 |
24 | 浮寝鳥父とは未生の恐れかな |
25 | 私より先に白靴歩き出す |
26 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
27 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
28 | わが俳句足もて作るいねふぐり |
29 | 来賓を畚に乗せて運動会 |
30 | 子の話して別れたる晩夏光 |
31 | てふてふひらひらいらかをこえた |
32 | お悔やみに言いそびれたる忘れ花 |
33 | 山帽子からくりひよいと前に出る |
34 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
35 | 囀りや我も越後の曇り声 |
36 | 後から大かまきりに飛びつかれ |
37 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
38 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
39 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
40 | どこにでもメモを取る癖 草の花 |
41 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
42 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
43 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
44 | ものの種にぎればいのちひしめける |
45 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
46 | 野分雲螺子まいている大欅 |
47 | 一村のうすうすといる狐雨 |
48 | 人の世のどこか軋みて花時計 |
49 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
50 | 十五夜に寝静まる屋根続きけり |
2024年4月19日 16時20分更新(随時更新中)