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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年5月9日のデイリーキーワードランキング

1

鳥帰るいづこの空もさびしからむに
2

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
3

春風や闘志いだきて丘に立つ
4

舟一つたゆたふ湖や春がすみ
5

星空へ店より林檎あふれをり
6

万緑の中や吾子の歯生え初むる
7

いくたびも雪の深さを尋ねけり
8

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
9

菜の花がしあはせさうに黄色して
10

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
11

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
12

重ね着の中に女のはだかあり
13

てのひらの水の珠玉よ青葉騒
14

山赤くひだるき草と歩くなり
15

運動会少女の腿の百聖し
16

若鮎の二手になりて上りけり
17

湾曲し火傷し爆心地のマラソン
18

金剛の露ひとつぶや石の上
19

春浅き水を渉るや鷺一つ
20

芋の露連山影を正しうす
21

一匙のアイスクリームや蘇る
22

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
23

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
24

じゃんけんで負けて螢に生れたの
25

かたまつて薄き光の菫かな
26

金亀子擲つ闇の深さかな
27

身ほとりを冷ますあやめを植ゑにけり
28

葉桜の中の無数の空さわぐ
29

道光りおり母の日のニューヨーク
30

啓蟄や金平糖に角が出た
31

まさをなる空よりしだれざくらかな
32

をりとりてはらりとおもきすすきかな
33

寂しくて道のつながる年のくれ
34

違和感が蟬のふりして鳴いている
35

春がすみ地球の軸が見つからず
36

降る雪や明治は遠くなりにけり
37

新樹光万を累ねて山整ふ
38

天上も淋しからんに燕子花
39

手の甲に靜脈太く浮き晩夏
40

桐一葉日当りながら落ちにけり
41

愛鳥週間人も緑にまみれゐて
42

ときどきは鱗を見せて虎が雨
43

芍薬に黒髪五寸断つ奢り
44

野の虹と春田の虹と空に会ふ
45

天地水明あきあきしたる峠の木
46

バスを待ち大路の春をうたがはず
47

青蛙おのれもペンキぬりたてか
48

自画像をふせたるままに新樹光
49

喜劇いま泣かせるところ虎落笛
50

精悍も憂国もなくねこじやらし


2024年4月25日 15時31分更新(随時更新中)
 

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