現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 星屑や鬱然として夜の新樹 |
2 | ぼうたんのひとつの花を見尽くさず |
3 | ものの種にぎればいのちひしめける |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
10 | 東京と生死をちかふ盛夏かな |
11 | のうぜんの花のかるさに頼みごと |
12 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
13 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
16 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
17 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
18 | 星空へ店より林檎あふれをり |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
21 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
22 | 春燈の下に我あり汝あり |
23 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
24 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
25 | 群れてなほ孤高の響き水芭蕉 |
26 | 山赤くひだるき草と歩くなり |
27 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
28 | 肉体やみしりみしりと麦の秋 |
29 | バナナ剥く東西南北 子供の日 |
30 | 磐石をぬく燈台や夏近し |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 月下の猫ひらりと明日は寒からむ |
33 | 黄砂きて城を一気に丸呑みす |
34 | 苗代の規矩の正しき五月富士 |
35 | 寄せられて風に戦げず余り苗 |
36 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
37 | 魚雷の丸胴蜥蜴這い廻りて去りぬ |
38 | こいのぼりかたちがあってないような |
39 | 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 |
40 | 重ね着の中に女のはだかあり |
41 | 悉く全集にあり衣被 |
42 | 女にも怒りはじめの臍ありぬ |
43 | 都忘れふるさと捨ててあり久し |
44 | わたしの眼鏡がよく似合う母 チューリップ |
45 | うれしさは春のひかりを手に掬ひ |
46 | 箒目の忽ち消える今朝の雪 |
47 | 幾星霜不動の大山花みかん |
48 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
49 | 電池替えて黄金週間の義足 |
50 | 水琴窟ひそかな冬の声を聞く |
2024年4月25日 19時04分更新(随時更新中)