現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年2月15日のデイリーキーワードランキング
1 | あたたかや木のおもちゃ屋に一人いて |
2 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
3 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
4 | かなしみはしんじつ白し夕遍路 |
5 | 花槐雨の瀬音をたかぶらす |
6 | 聞きほれている蟋蟀の喧嘩鳴き |
7 | 大年の没り日に犬と染まりけり |
8 | 鴬や前山いよよ雨の中 |
9 | 蕗の薹傾く南部富士もまた |
10 | 重ね着の中に女のはだかあり |
11 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
12 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
13 | 美しき緑走れり夏料理 |
14 | 春雪や手にかざしみる吉野紙 |
15 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
16 | はだれ野のわたし不発弾かも知れず |
17 | 睦ごとはこのごろとんと桜餅 |
18 | ランボーを五行とびこす恋猫や |
19 | アイロンの蒸気が抜ける花疲れ |
20 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
21 | 七掛けで生きし人生亀鳴けり |
22 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
23 | 羽ばたきの音をかさねて冬に入る |
24 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
25 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
26 | 受験子とお礼参拝いさみ発つ |
27 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
28 | 冴え返る古刹に残る手斧あと |
29 | 飯はまだか兵曹長に風花す |
30 | 名月や見えざるものの降り注ぐ |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
33 | 一対か一対一か枯野人 |
34 | 花びらを少し吹き入れ日の格子 |
35 | 大佛の背山くすぐる春の飛機 |
36 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
37 | 初蝶の戯れ黄色零しゆく |
38 | 夢違えしてよりずっと寒椿 |
39 | 立てば雪女郎坐れば遣手婆 |
40 | 呟きは言葉となれり師走風 |
41 | 山内にひとつ淫祠や小六月 |
42 | 藍を植ゑ広瀬絣の染場守る |
43 | 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す |
44 | 星空へ店より林檎あふれをり |
45 | 牡丹雪在世中はありがとう |
46 | 猫柳不倫の恋を許しをり |
47 | 灯は水にまたたきはじめ牡丹雪 |
48 | 山焼きの火の色太古よりの色 |
49 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
50 | 小でまりの花に風いで来たりけり |
2024年4月24日 10時42分更新(随時更新中)