現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
4 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
5 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
6 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
7 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
8 | 昭和史を引きずっているさくらかな |
9 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
10 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
11 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
12 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
13 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
14 | 昭和なお曵きずる牡丹ざくらかな |
15 | 寒中の紫蜆寸志とす |
16 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
17 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | 地に低く幸せありと福寿草 |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
22 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
23 | あるけばかつこういそげばかつこう |
24 | 入れものが無い両手で受ける |
25 | 立春大吉イージス艦がやって来る |
26 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
27 | 老いて来し昭和一桁針供養 |
28 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
29 | 一人静燃え尽きるまで絵蝋燭 |
30 | 一月はまた佳きことを待つこころ |
31 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
32 | 貝の名に鳥や桜や光悦忌 |
33 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
34 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
35 | 立春大吉たとへば厚焼玉子かな |
36 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
37 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
38 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
39 | 大寒や転びて諸手つく悲しさ |
40 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
41 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
42 | 一本の棒にて統べるどんど焼 |
43 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
44 | つくるよりはや愛憎や木の実独楽 |
45 | お庭には枯山吹や春画展 |
46 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
47 | ひかる海に背を擦られつつ枯野めざす |
48 | 山椿耐える力を貫きぬ |
49 | 石くれ仏ひしめくかぎり冬茜 |
50 | 夕暮れてひと日を惜しむ雪蛍 |
2024年4月20日 11時23分更新(随時更新中)