現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 去年今年貫く棒の如きもの |
2 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
3 | 一行の添え書に見る年賀状 |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 七色の花食べ眠る雪うさぎ |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 土地っ子の抜け道通る 年の暮れ |
10 | この道しかない春の雪ふる |
11 | 年の瀬や叱られている玩具箱 |
12 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
13 | かたまつて薄き光の菫かな |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | 僧堂に旅の靴あり春陽伸ぶ |
18 | 初暦知らぬ月日は美しく |
19 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
20 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
21 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
22 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
23 | 水枕ガバリと寒い海がある |
24 | 食べてゐる牛の口より蓼の花 |
25 | 海紺碧 白雲寥々 明るい疲れ |
26 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
27 | 山上小湖ひとまわりしてうさぎ |
28 | 篠笛の韻張りつめし冬座敷 |
29 | 霜柱俳句は切字響きけり |
30 | うしろ姿の時雨てゆくか |
31 | 一本の氷柱弔辞を読み終わる |
32 | 初孫の生まれるニュース雲の峰 |
33 | 風の子となりぬ今日から冬休 |
34 | 森閑と伊達の菩提寺冬に入る |
35 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
36 | 一月の川一月の谷の中 |
37 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
38 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
39 | 奧白根かの世の雪をかがやかす |
40 | 巌が船つと押し出せる大晦日 |
41 | 涅槃変大きな顔をまん中に |
42 | 七夕の近づく夜の澄む気配 |
43 | モネの見る睡蓮輪郭定まらず |
44 | 春や昔十五万石の城下哉 |
45 | ひとり言聞く人のゐし松の内 |
46 | 唇を鏡に残す十三夜 |
47 | かりがねのしづかさをへだてへだて啼く |
48 | 咳をしても一人 |
49 | ゆうやけこやけだれもかからぬ草の罠 |
50 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
2024年4月24日 00時47分更新(随時更新中)