現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 初富士の大きかりける汀かな |
3 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
4 | ひとすぢの秋風なりし蚊遣香 |
5 | 葉牡丹の渦の謎解けくる齢 |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 緑陰をよろこびの影すぎしのみ |
8 | 苗代の畦つたふ猫の後ろつき |
9 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
10 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
11 | 能登一度みずいろに見え冬の雨 |
12 | 浮寝鳥流されさうで流されず |
13 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
14 | 葉牡丹の渦一本にあふれたる |
15 | チャイム鳴り雪合戦の引き分けに |
16 | 夏薊波長の合わないふたりです |
17 | しばらくは塔影に入る浮寝鳥 |
18 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
19 | 過去現在未来落葉の掃除かな |
20 | 枯木立月光棒のごときかな |
21 | 易々と還暦通過 東天紅 |
22 | 成人の日をくろがねのラツセル車 |
23 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
24 | 美術館外も落葉の点描画 |
25 | 水枕ガバリと寒い海がある |
26 | しんしんと煩悩解脱 除夜の鐘 |
27 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
28 | 燦爛と波荒るるなり浮寝鳥 |
29 | 海に出て木枯帰るところなし |
30 | 新生児並びて眠る夜寒かな |
31 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
32 | 一対か一対一か枯野人 |
33 | 成人式終りし大き雪片よ |
34 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
35 | 赤い日の出の凧の荷着けり碕の店 |
36 | 冬山やどこまで登る郵便夫 |
37 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
38 | 若き日の 八衢おもへ夜の辛夷 |
39 | 杜鵑草壺中にくらき水湛う |
40 | 歳月はやがて微塵に冬夕焼 |
41 | 外套を函の形に畳みけり |
42 | 落葉掃き終へしところへ山頭火 |
43 | 秋遍路硫黄島から来たと言ふ |
44 | 豆の花遠出することなくなった |
45 | 凍蝶は賢者の石に眠りたる |
46 | 鬱長し凍星微塵となることも |
47 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
48 | 曼珠沙華散るや赤きに耐へかねて |
49 | 地芝居のポスターに雨横なぐり |
50 | 磯神のがんばつてこそ夕焼す |
2024年4月23日 22時33分更新(随時更新中)