現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年11月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 初富士の大きかりける汀かな |
3 | 柚子風呂に聖痕のなき胸ひたす |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
6 | 高々と蝶こゆる谷の深さかな |
7 | 芋の露連山影を正しうす |
8 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
9 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
10 | 某は案山子にて候雀どの |
11 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
12 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
13 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
14 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
15 | 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 |
16 | 去年今年貫く棒の如きもの |
17 | たんぽぽたんぽぽ砂浜に春が目を開く |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 北上の空に必死の冬の蝶 |
20 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
21 | 冷酒澄みコツプにきざす夕茜 |
22 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
23 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
24 | 琅玕や一月沼の横たはり |
25 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
26 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
27 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
28 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
29 | 隙間風その数条を熟知せり |
30 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
31 | 敬老日遠き目礼して躱す |
32 | 林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき |
33 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | 夕空に祖のあつまる木守柿 |
36 | 鬼やんま父母を背に乗せてくる |
37 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
38 | 挨拶のつまりし言葉咳で継ぐ |
39 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
40 | 鳥籠にポインセチアを飼っている |
41 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
42 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
43 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
44 | 秋遍路硫黄島から来たと言ふ |
45 | 心電図ウサギ一列ワニ一列 |
46 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
47 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
48 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
49 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
50 | 陽へ病む |
2024年4月25日 20時52分更新(随時更新中)