現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年9月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
6 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
7 | この道の富士になりゆく芒かな |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
10 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
11 | 一生の楽しきころのソーダ水 |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | 白梅や老子無心の旅に住む |
14 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
15 | 七月の高さで山を見ておりぬ |
16 | あるけばかつこういそげばかつこう |
17 | 添いてゆく畦に飛火の曼珠沙華 |
18 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
19 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
20 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
21 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
22 | をみならも涼しきときは遠を見る |
23 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
24 | せつせつと往時を語り律の風 |
25 | 人祈るかたちいろいろ涼新た |
26 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
27 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
28 | 黒揚羽亡き人の魂のせて来よ |
29 | 車椅子 さみしき笑い知り得たる |
30 | 野菊あり静かにからだ入れかへる |
31 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
32 | 残り菊腹式呼吸するが勝ち |
33 | 雁やのこるものみな美しき |
34 | 出来秋や男の涙ありにけり |
35 | 分け入つても分け入つても青い山 |
36 | 若葉風足湯に酔ひし足美人 |
37 | 穴に入りし蛇の周りの闇おもふ |
38 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
39 | 太刀魚は右向けみぎとならびおる |
40 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
41 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
42 | 自から其頃となる釣忍 |
43 | 秋灯下無筆の書きし仮名の迹 |
44 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
45 | 穴に入る背中はまろし梅の |
46 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
47 | ちる木槿ナイフフォークに軽いむらさき |
48 | 穴まどひするりと人の過去かくす |
49 | パンにバタたつぷりつけて春惜む |
50 | 秋桜ふわりと母に叱られる |
2024年4月25日 00時23分更新(随時更新中)