現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年8月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 石に腰を、墓であつたか |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
4 | 芋の露連山影を正しうす |
5 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
6 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
7 | 果樹園がシヤツ一枚の俺の孤島 |
8 | しづかなる力満ちゆきばつたとぶ |
9 | 乱暴しないで 別の乱暴をして |
10 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
11 | 右の眼に左翼左の眼に右翼 |
12 | 盆の月わが屋根の上に来ていたり |
13 | 風が研ぐ凍て道の歩の誤たず |
14 | 蓼ほそくのびて台風圏に入る |
15 | 柔道着干す重たさの大暑かな |
16 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
17 | 汝は伽藍夕べときめく蝙蝠よ |
18 | 新松子ほどの幸せでもいいか |
19 | ふるさとの橋見えてきて盆の月 |
20 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
21 | 恐龍の骨遠足の鉢合せ |
22 | 草枕旅にし見舞う鮒・とんぼ |
23 | 身をそらす虹の/絶巓/処刑台 |
24 | 深緑も祖霊もけむる金環蝕 |
25 | 秋風にふえてはへるや法師蝉 |
26 | 蓑虫や思へば無駄なことばかり |
27 | 日本を打ちてし止まぬ台風禍 |
28 | 笑みかける幸せな顔蕗の薹 |
29 | 朝立や馬のかしらの天の川 |
30 | 惜しみなく金を襖にあやめ咲く |
31 | 駒鳥の声近々と宮参り |
32 | 鍵束に覚えなき鍵星迎え |
33 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
34 | 濡れわたりさつきの紅のしづもれる |
35 | えりあしのましろき妻と初詣 |
36 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
37 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
38 | 人を待つ指ねばねばと新松子 |
39 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
40 | 蝙蝠に真空律を教えられ |
41 | 秋出水漂流の木偶天睨む |
42 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
43 | おたまじゃくし生れて雲をくだくなり |
44 | 松風にふやけてはやし走馬燈 |
45 | 把り凍て飛び降りるにも翼なし |
46 | 屋根に置くうちは我がもの雪五尺 |
47 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
48 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
49 | 遠き日のアイスコーヒー二つかな |
50 | 起伏ひたに白し熱し若夏 |
2024年4月23日 17時12分更新(随時更新中)