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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年4月10日のデイリーキーワードランキング

1

冬雁に水を打つたるごとき夜空
2

錦秋や臑をこぼさぬようにする
3

あたたかな雨が降るなり枯葎
4

水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る
5

浴衣着て少女の乳房高からず
6

また楽し友遠方の五月文
7

大和よりヨモツヒラサカスミレサク
8

葛飾や桃の籬も水田べり
9

春風や闘志いだきて丘に立つ
10

闘鶏の眼つぶれて飼はれけり
11

馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ
12

昃れば春水の心あともどり
13

仏生会鎌倉の空人歩く
14

重ね着の中に女のはだかあり
15

はなびらの小皺尊し冬ざくら
16

雛飾りつつふと命惜しきかな
17

押し移る雲のまはりを鳥帰る
18

どの家にも修羅一人あり墓洗ふ
19

パイプもてうちはらふ万愚節の雪
20

春立つや雪降る夜の隅田川
21

桜散るあなたも河馬になりなさい
22

死化粧して水色桔梗なりぬ
23

花冷の闇にあらはれ篝守
24

しんがりに昭和一桁花筏
25

ちるさくら海あをければ海へちる
26

あやまちはくりかへします秋の暮
27

良妻にあらまほしけれ大くさめ
28

還らじの人指折りて花朧
29

まだ温き骨壺の父古びゆく
30

わが恋は人とる沼の花菖蒲
31

山又山山桜又山桜
32

こがらし聞ゆ土中に生きて眠るもの
33

方丈の大庇より春の蝶
34

牡丹百二百三百門一つ
35

しんしんと雪降る空に鳶の笛
36

葉桜や家出をおもひ家にゐる
37

こがらしや女は抱く胸をもつ
38

鎌倉を驚かしたる余寒あり
39

銀の泡珊瑚をはなれ昇りくる
40

青蛙おのれもペンキぬりたてか
41

冷奴隣に灯先んじて
42

桃の種中は火の海かもしれず
43

喪ごころに言葉こもらふ藤の下
44

タメトモハゼに今上天皇かかずらう
45

水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹
46

ゆで玉子むけばかがやく花曇
47

あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ
48

B型の月見草なり残生も
49

街燈は高きにともり鳥帰る
50

少年ありピカソの青のなかに病む


2024年4月26日 08時08分更新(随時更新中)
 

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