現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年2月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
3 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
4 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
7 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 公魚のよるさざなみか降る雪に |
11 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
12 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
13 | 春立ちし明るさの声発すべし |
14 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
15 | なきがらや秋風可代ふ鼻の穴 |
16 | がらがらとあさりを洗ふ春の音 |
17 | 有明の月に雲仙眠るかな |
18 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
19 | 夫にして悪友なりし榾を焼く |
20 | ひく波の跡美しや桜貝 |
21 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
22 | 悲しさの極みに誰か枯木折る |
23 | 野遊びの児等の一人が飛翔せり |
24 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
25 | ひとわたりすみし稽古や桜もち |
26 | 春めきてものの果てなる空の色 |
27 | 紺絣春月重く出でしかな |
28 | 春の野を持上げて伯耆大山を |
29 | まんさくやいま山姥の面会い |
30 | 大和よりヨモツヒラサカスミレサク |
31 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
32 | 重ね着の中に女のはだかあり |
33 | 死にがたしとて蓑虫のあつまれる |
34 | 一匙のアイスクリームや蘇る |
35 | 鐘を打ち晩夏の雲の湧くを待つ |
36 | 百舌に顔切られて今日が始るか |
37 | 花の道つづく限りをゆくことに |
38 | 客絶えし山のホテルや返り花 |
39 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
40 | 桃頒つこれより柔かくは持てず |
41 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
42 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
43 | 木の芽雨平らなものへ女の目 |
44 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
45 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
46 | 街の雨鴬餅がもうでたか |
47 | 山国の闇恐ろしき追儺かな |
48 | 啓蟄やこの世のもののみな眩し |
49 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
50 | 蒲公英のほとりから沙無限かな |
2024年4月25日 13時33分更新(随時更新中)