現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月25日のデイリーキーワードランキング
1 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
2 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
3 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
4 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
5 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
6 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
7 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | 雪渓をかなしと見たり夜もひかる |
10 | しがらみを抜けてふたたび春の水 |
11 | 闇なれば衣まとふ間の裸かな |
12 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
13 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
14 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
15 | ものの種にぎればいのちひしめける |
16 | あかときの桔梗とはなり死にゆけり |
17 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 山桜雪嶺天に声もなし |
20 | 秋風や模様のちがふ皿二つ |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
23 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
24 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
25 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
26 | 麦秋の夜は黒焦げ黒焦げあるな |
27 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
28 | 煮大根を煮かへす孤独地獄なれ |
29 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
30 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
31 | 町空のつばくらめのみ新しや |
32 | 鮎かかり来しよろこびを押しかくす |
33 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
34 | 冬の水一枝の影も欺かず |
35 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
36 | 若鮎の二手になりて上りけり |
37 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
38 | 棹さして月のただ中 |
39 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
40 | ひとりごちひとり荒べる鮟鱇鍋 |
41 | 短日や置きし眼鏡に日が当る |
42 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
43 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
44 | うしろ姿の時雨てゆくか |
45 | をみならとくらげとわたる城ケ島 |
46 | ヒト科ヒトふと鶏頭の脇に立つ |
47 | 山桜 雪嶺天に 声もなし |
48 | 石蹴つて鎌倉の冬起こしけり |
49 | この頃の蕣藍に定まりぬ |
50 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
2024年4月25日 02時54分更新(随時更新中)