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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年11月14日のデイリーキーワードランキング

1

客絶えし山のホテルや返り花
2

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
3

子を殴ちしながき一瞬天の蝉
4

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
5

犬の舌枯野に垂れて真赤なり
6

つきぬけて天上の紺曼珠沙華
7

さみだるる一燈長き坂を守り
8

寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃
9

さみだれのあまだればかり浮御堂
10

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
11

遠山に日の当りたる枯野かな
12

眼つむれば駆けりゐる血や日向ぼこ
13

しぐるるや駅に西口東口
14

外套の裏は緋なりき明治の雪
15

あさまらのめでたき春となりにけり
16

枯山の月今昔を照らしゐる
17

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
18

除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり
19

肉親の縁うすく一葉ものものし
20

叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉
21

宙吊りにわが手袋と鵠と
22

夫ならぬひとによりそふ青嵐
23

鮟鱇のよだれの先がとまりけり
24

流るるは春立つ水か枕灯か
25

午後すでに松葉のとがる日向ぼこ
26

コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ
27

葭切のをちの鋭声や朝ぐもり
28

しぐれふるみちのくに大き仏あり
29

冬薔薇に開かぬ力ありしなり
30

へろへろとワンタンすするクリスマス
31

アロエの花黒猫も花年を越す
32

初富士のかなしきまでに遠きかな
33

雪隠の神はまる貌柿の秋
34

蒲公英のかたさや海の日も一輪
35

一歩ずつ深山明るきしどみの実
36

立冬の女生きいき両手に荷
37

五分保つ苗代水も夏近し
38

幾世継ぐ苗代なれどみづみずし
39

金剛の露ひとつぶや石の上
40

バラ散るや己がくづれし音の中
41

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
42

冬の水一枝の影も欺かず
43

手庇を何回したり春の山
44

越えて来し山々も昏れ洗鯉
45

十三夜みごもらぬ妻したがへて
46

藍壺に泥落したる燕かな
47

花柚の香さびしくなれば眠るなり
48

春風や闘志いだきて丘に立つ
49

咲き満ちてこぼるる花もなかりけり
50

春や昔十五万石の城下哉


2024年4月25日 22時20分更新(随時更新中)
 

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