現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月13日のデイリーキーワードランキング
1 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
2 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
3 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
4 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
5 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
6 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
7 | 木がらしや東京の日のありどころ |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
11 | 海に出て木枯帰るところなし |
12 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
13 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
14 | ひかりの野へ君なら蝶に乗れるだろう |
15 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
16 | 月天心家のなかまで真葛原 |
17 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
18 | おそく来て若者一人さくら鍋 |
19 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
20 | 逢わざれば逢いおるごとし冬の雨 |
21 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
22 | 野苺や噛めばみだらに舌動く |
23 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
24 | 木の実のごとき臍もちき死なしめき |
25 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
26 | ベッド空いてる梨棚の剪定夫 |
27 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
28 | 奉公にゆく誰彼や海蠃廻し |
29 | しはぶきは父か雪夜の耳痺れ |
30 | 鯉老いて真中を行く秋の暮 |
31 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
32 | 遠しとは常世か黄泉か冬霞 |
33 | 二の酉をはずれて点り飛不動 |
34 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
35 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
36 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
37 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
38 | 白き手の病者ばかりの落葉焚 |
39 | あんずあまさうなひとはねむさうな |
40 | 風音のごつごつしたる鳰 |
41 | 空蝉に真昼の海が残っている |
42 | 青芒うねるはじめを見ておりぬ |
43 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
44 | 冬紅葉はさみて句帳まだ白し |
45 | 木の家のさて木枯らしを聞きませう |
46 | 火の山の裾に夏帽振る別れ |
47 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
48 | 冬薔薇に開かぬ力ありしなり |
49 | 大空のました帽子かぶらず |
50 | 自から其頃となる釣忍 |
2024年4月25日 13時11分更新(随時更新中)