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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2009年11月5日のデイリーキーワードランキング

1

韃靼の馬嘶くや冬怒濤
2

行く我にとどまる汝に秋二つ
3

芋の露連山影を正しうす
4

いくたびも雪の深さを尋ねけり
5

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
6

舞姫はリラの花よりも濃くにほふ
7

少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ
8

この道の富士になりゆく芒かな
9

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
10

鴬や前山いよよ雨の中
11

地の涯に倖せありと来しが雪
12

わらやふるゆきつもる
13

雉子の眸のかうかうとして売られけり
14

歩み来し人麦踏をはじめけり
15

遠山に日の当りたる枯野かな
16

蛇消えて唐招提寺裏秋暗し
17

鯛焼やいつか極道身を離る
18

算術の少年しのび泣けり夏
19

ビールほろ苦し女傑となりきれず
20

生きること一と筋がよし寒椿
21

元日の人通りとはなりにけり
22

早乙女の髪長かれと蝶の渦
23

父ら蒼し餅つき唄の昼を経て
24

あをあをとして生きてゐる余り苗
25

縄とびの寒暮傷みし馬車通る
26

ああいへばかういう兜太そぞろ寒
27

一隅に冬の匂ひの乱れ籠
28

柿うるる夜は夜もすがら水車
29

葉桜の下帰り来て魚に塩
30

茅枯れてみづがき山は蒼天に入る
31

熱燗の夫にも捨てし夢あらむ
32

空を歩む朗々と月ひとり
33

初霜やひとりの咳はおのれ聴く
34

酒の燗する火色なきつつじかな
35

坂それて六波羅密寺木の実降る
36

蜩や行く先ちがふ旅仲間
37

酸きラムネ子供蛇さげ通りけり
38

飴なめて流離悴むこともなし
39

去年今年貫く棒の如きもの
40

からだの風景を鷹が舞っている
41

兎も片耳垂るる大暑かな
42

蜩のなき代りしははるかかな
43

今思へば皆遠火事のごとくなり
44

よく眠る夢の枯野が青むまで
45

骰子の一の目赤し春の山
46

春浅き水を渉るや鷺一つ
47

大鏡火事をうつして崩れけり
48

土の匂ひの毛氈たたむ花の夕
49

相姦の松の枝ぶり十三夜
50

三代以前はおぼろの家系地酒で祝ぐ


2024年4月24日 20時14分更新(随時更新中)
 

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