現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年8月1日のデイリーキーワードランキング
1 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
2 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
3 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
4 | 往き来見え草市の灯へ橋ひとつ |
5 | 古里にふたりそろひて生身魂 |
6 | 蟇誰かものいへ声かぎり |
7 | 今の世も男と女西鶴忌 |
8 | 花冷の飯粒燥き足裏刺す |
9 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
10 | あをあをと空を残して蝶分れ |
11 | 片陰のゴリラ助走をくりかえす |
12 | 天の川地獄けむりに傾きぬ |
13 | 鷹匠の指さしこみし鷹の胸 |
14 | ま昼間の木々を叩いて山を売る |
15 | 誰がために生くる月日ぞ鉦叩 |
16 | フアクシミリ紫雲英田一枚送りたし |
17 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
18 | 秋風やひびの入りたる胃の袋 |
19 | 眼のふちに疲れ残れるマスクかな |
20 | ある日幹に白糸曳いて兜虫 |
21 | クリスマス地に来ちちはは舟をこぐ |
22 | 夫に母ありて折れ座る卯木 |
23 | 甚平着て転向といふ暗部あり |
24 | ひらかなように男がやってくる |
25 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
26 | 蝉鳴いてどーんとせばまる死の歩幅 |
27 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
28 | 立秋の紺落ち付くや伊予絣 |
29 | くちすへばほほづきありぬあはれあはれ |
30 | 国原や野火の走り火よもすがら |
31 | どんぐりの山から山へ夕日の軍歌 |
32 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
33 | 重ね着の中に女のはだかあり |
34 | 霜柱はがねのこゑをはなちけり |
35 | 春寒や貝の中なる桜貝 |
36 | わが友よ粉をかぶりて夜もすがら |
37 | きみ恋わむ式部納言の裔として |
38 | 唐黍に織子のうなじいきいきと |
39 | 夕風や水口に置く余り苗 |
40 | 蜩といふ名の裏山をいつも持つ |
41 | 喪服着て七夕竹の裏通る |
42 | 夕立は貧しき町を洗ひ去る |
43 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
44 | 沢蟹の寒暮を歩きゐる故郷 |
45 | 猪おどしあつてあたりの風騒がし |
46 | 苗代の水を平らにして眠る |
47 | 相姦の松の枝ぶり十三夜 |
48 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
49 | バラ散るや己がくづれし音の中 |
50 | 水槽番に魚が口あけ 盛夏無為 |
2024年9月27日 12時01分更新(随時更新中)