現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月27日のデイリーキーワードランキング
1 | なつかしや帰省の馬車に山の蝶 |
2 | 水晶の念珠つめたき大暑かな |
3 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
4 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
5 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
6 | 冬の日や臥して見あぐる琴の丈 |
7 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
8 | しんとして牡丹崩るる夜中哉 |
9 | 冷奴柱時計の音ばかり |
10 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
11 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
12 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
13 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
14 | 行水の女にほれる烏かな |
15 | 男手の朝顔双葉回復期 |
16 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
17 | 弑逆あり流れゆく黄裳緑衣 |
18 | 淋しさにまた銅鑼うつや鹿火屋守 |
19 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
20 | 逢ひし衣を脱ぐや秋風にも匂ふ |
21 | メス煮えて雪のはろかに杭打つ音 |
22 | 大いなる春日の翼垂れてあり |
23 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
24 | 重ね着の中に女のはだかあり |
25 | 今生の汗が消えゆくお母さん |
26 | 桑の葉の照るに堪へゆく帰省かな |
27 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
28 | ほうたるこいこいふるさとにきた |
29 | 手花火や横顔という遠い島 |
30 | 死にし人別れし人や遠花火 |
31 | 洗張女は大暑忘れけり |
32 | 苗代の水を平らにして眠る |
33 | 胡瓜の葉うごくに深き空を知る |
34 | 芋の露連山影を正しうす |
35 | 雨車軸を流すが如き切子かな |
36 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
37 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
38 | 藍の花咲く番外の札所かな |
39 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
40 | くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり |
41 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
42 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
43 | 霧雨にぬるゝそびらや牛蒡ほり |
44 | どどどどと蛍袋に蟻騒ぐぞ |
45 | 甚平着て女難の相はなかりけり |
46 | 眠り深き鴨を手を拍ち翔たしむる |
47 | 待てど来ずライターで焼く月見草 |
48 | 頼家もはかなかりしが実朝忌 |
49 | 既知未知の人生燈火親しけれ |
50 | どこまでも水田日本は水の国 |
2024年4月25日 00時28分更新(随時更新中)