現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月17日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | まつすぐな道でさみしい |
3 | 火取虫男の夢は瞑るまで |
4 | 陽へ病む |
5 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
6 | 乱心のごとき真昼の蝶を見よ |
7 | 蛇の衣人に見せればほどけゆく |
8 | けふの月馬も夜道を好みけり |
9 | 天ざかる鄙に住みけり星祭 |
10 | おかあさんどいてと君子蘭通る |
11 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
12 | 冷房に鉄塔を消しふり返る |
13 | 白雨過ぐ樹の爪あとは山の鳥 |
14 | 灯台のように遠くて裸足です |
15 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
16 | こまくさに胎蔵界のとどろくよ |
17 | 一歩ずつ深山明るきしどみの実 |
18 | 壮行や深雪に犬のみ腰をおとし |
19 | 生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉 |
20 | ひらかなように男がやってくる |
21 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
22 | 極暑の夜父と隔たる廣襖 |
23 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
24 | 焼跡に遺る三和土や手毬つく |
25 | 夕顔に水仕もすみてたたずめり |
26 | 田を植ゑるしづかな音へ出でにけり |
27 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
28 | 灯をともす指の間の春の闇 |
29 | 元日や風とほりゆく草の形 |
30 | わが背丈以上は空や初雲雀 |
31 | 乱心の蛍もありて水の罠 |
32 | 龍の玉深く蔵すといふことを |
33 | 坪内氏、おだまき咲いて主婦を抱く |
34 | 寐かさなき母になられし蒲団かな |
35 | 牛にも齢湖も花菜の黄も淡く |
36 | 化野は風の遊び場秋深む |
37 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
38 | 老婆くればまた老婆くる冬岬 |
39 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
40 | 月光にいのち死にゆくひとと寝る |
41 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
42 | 墜ちてゆく 燃ゆる冬日を股挟み |
43 | 働きに行く人ばかりの電車 |
44 | 人ゆきしひとすぢのみち鳥世界 |
45 | 祭笛吹くとき男佳かりける |
46 | 鳥わたる砂丘に痩せて在るにもつ |
47 | 秋の暮柱時計の内部まで |
48 | 青蝉の動かぬむくろいとおしむ |
49 | 鮎は流れ霧は結晶することなく |
50 | 月光に身をまかせつつ舟の出る |
2024年4月24日 09時32分更新(随時更新中)