現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
7 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
8 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
11 | 炉火もえつぎたやすくひと日たちにけり |
12 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
13 | 自から其頃となる釣忍 |
14 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
15 | 芋の露連山影を正しうす |
16 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
17 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
18 | 羅を抜けて棗の木にもたれ |
19 | 頭の中で白い夏野となつている |
20 | 水揺れて出番ありたき余り苗 |
21 | 瀧壺に瀧活けるてある眺めかな |
22 | おそるべき君等の乳房夏来る |
23 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
24 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
25 | 運ばるる氷の音の夏料理 |
26 | 濁りこそ川の力や白絣 |
27 | 傘させば五月雨の冷えたまりくる |
28 | 大空のました帽子かぶらず |
29 | 黙礼のあとの黙殺白扇子 |
30 | 死なうかと囁かれしは蛍の夜 |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | 銀の笛ほし滝しぶき虹となり |
33 | 流人墓地みな壊えてをり鰤起し |
34 | 人恋へば夕べ笹の葉清し清し |
35 | 雲雀野や木棺にある覗き窓 |
36 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
37 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
38 | 恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく |
39 | ひく波の跡美しや桜貝 |
40 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
41 | 瀧の上に水現れて落ちにけり |
42 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
43 | 花楝無人の島四・五個散らばる |
44 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
45 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
46 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
47 | 七夕や輪ゴムが一つ落ちてゐる |
48 | 身をそらす虹の/絶巓/処刑台 |
49 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
50 | 七夕が来て黒猫の老い呆け |
2024年4月20日 11時55分更新(随時更新中)