現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
2 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
8 | 街の灯のグラスに黄ばみ裾ひく夏 |
9 | 向日葵の空かがやけり波の群 |
10 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
13 | 鷹とんで朝海無数の針流れる |
14 | 街燈は高きにともり鳥帰る |
15 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
16 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
17 | 青柿の人嫌ひでは濟まされぬ |
18 | 朱欒割りサド侯爵の忌を修す |
19 | 草矢よく飛びたり水につきささる |
20 | 早乙女の手足忘るるまで疲れ |
21 | 立葵この垂直のながし眼よ |
22 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
23 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
24 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | 春雨や頬かむりして佃まで |
27 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
28 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
29 | 緑陰に自転車止めて賭将棋 |
30 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
31 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
32 | 春落葉いづれは帰る天の奧 |
33 | よく眠る夢の枯野が青むまで |
34 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
35 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
36 | この夏を黒龍江と呼びにけり |
37 | 夾竹桃旺んなる血の四十過ぐ |
38 | 雪女郎とほりしや蘆折れたるは |
39 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
40 | 梅の木に螢籠吊る点る点る |
41 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
42 | わが立てし波に乗り出で水すまし |
43 | ものの種にぎればいのちひしめける |
44 | 藻の花に音なく富士の顕ちにけり |
45 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
46 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
47 | 鮟鱇のさめざめと泣く眉あらば |
48 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
49 | 吹雪く夜の橋思はれてしばし寝ねず |
50 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
2024年4月25日 21時19分更新(随時更新中)