現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年4月11日のデイリーキーワードランキング
1 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
2 | 身ほとりに風湧く思ひ更衣 |
3 | もの置けばそこに生れぬ秋の蔭 |
4 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
5 | ものを言って春一番に吹き飛ばされ |
6 | もの置かぬ秋の机を憶ひけり |
7 | もの音の芯はしぐれの泉かな |
8 | もの言ひて露けき夜と覚えたり |
9 | 今日の喪へ開くあかるき傘の |
10 | 午後からは頭が悪く芥子の花 |
11 | 身ほとりに一陣の涼残したる |
12 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
13 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
14 | 灯台のように遠くて裸足です |
15 | 重ね着の中に女のはだかあり |
16 | 雪残る頂き一つ国境 |
17 | 今日の授業誤ちありし青葉木萸 |
18 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
19 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
20 | 大夕燒消えなば夫の歸るべし |
21 | 椎若葉小鯵一尾もありがたし |
22 | 人殺す我かも知らず飛ぶ蛍 |
23 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
24 | 空蝉に真昼の海が残っている |
25 | 冬雁に水を打つたるごとき夜空 |
26 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
27 | ちるさくら海あをければ海へちる |
28 | さくら咲くことを忘れて日が沈む |
29 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
30 | 連翹の雨にいちまい戸をあけて |
31 | 長閑さや障子の穴に海見えて |
32 | 短夜の死ぬるといふは眠ること |
33 | 早乙女のひかり集めてゐたりけり |
34 | 紅き茸礼賛しては蹴る女 |
35 | 水着踏む姦淫犯したるに似て |
36 | 足踏の好きな仔馬でありにけり |
37 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
38 | からだの風景を鷹が舞っている |
39 | 大夕燒惡寒に鳴らす齒二十枚 |
40 | 欝の日や緑の風をいぶかしみ |
41 | 天につながる梯子雪ふる奥に見ゆ |
42 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
43 | 年過ぎてしばらく水尾のごときもの |
44 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
45 | てのひらに落花とまらぬ月夜かな |
46 | 口笛ひゆうとゴツホ死にたるは夏か |
47 | ひとごこちつけばさくらがまつさかり |
48 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
49 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
50 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
2024年4月18日 15時44分更新(随時更新中)