現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年3月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 連翹や真間の里びと垣を結はず |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | みちのくの淋代の浜若布寄す |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 大風の中の鴬聞こえをり |
6 | 連翹やかくれ住むとにあらねども |
7 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
8 | 秋深しふき井に動く星の数 |
9 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
10 | 苔くさい雨に唇泳ぐ挽肉器 |
11 | 君はいま大粒の雹、君を抱く |
12 | 連翹の雨にいちまい戸をあけて |
13 | のたりのたりと海は死にゆく蛍草 |
14 | 満月に目をみひらいて花こぶし |
15 | 蓑虫よ父よと鳴きて母もなし |
16 | 雨に獲し白魚の嵩哀れなり |
17 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
18 | けふの月馬も夜道を好みけり |
19 | 啓蟄やこの世のもののみな眩し |
20 | 連絡船より主婦等出ずオートバイ殘し |
21 | 若葉わさわさ風におどる喜び |
22 | 酔ふことを急いでゐたり霜の声 |
23 | 連翹に巨鯨の影の月日かな |
24 | さみしさに早飯食ふや秋の暮 |
25 | 雄の馬のかぐろき股間わらび萌ゆ |
26 | 海に出て木枯帰るところなし |
27 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
28 | 春潮といへば必ず門司を思ふ |
29 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
30 | うどん供へて母よ、わたしもいただきまする |
31 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
32 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
33 | 一つ根に離れ浮く葉や春の水 |
34 | 鳥雲にわれは明日たつ筑紫かな |
35 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
36 | 汝が名万里はるけきを恋ふ父に雪 |
37 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
38 | あきかぜのふきぬけゆくや人の中 |
39 | 黒葡萄男のなかで熟れており |
40 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
41 | いつ死ぬる金魚と知らず美しき |
42 | マッチ箱に玉虫入れて都の子 |
43 | そらまめの花のひとみのさかしげに |
44 | 松の雪暖かさうに積りけり |
45 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
46 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
47 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
48 | さびしさを日日のいのちぞ雁わたる |
49 | 棘の刑くるぶしに雨近づきぬ |
50 | いつのまに涙のまなこ昼螢 |
2024年4月24日 16時58分更新(随時更新中)