現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 水温むうしろに人のゐるごとし |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | 鵯のこゑ小枝を落しゆくごとし |
5 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
6 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
7 | 死は春の空の渚に遊ぶべし |
8 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
9 | すすき野に肌あつきわれ昏れむとす |
10 | 夫ならぬ男にしずる春の雪 |
11 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
12 | 霜柱俳句は切字響きけり |
13 | 日の障子太鼓の如し福寿草 |
14 | 雁鳴いて大粒な雨落しけり |
15 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
16 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 運動会少女の腿の百聖し |
19 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
20 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
21 | 春なのにいきとしいけるものに毛がない |
22 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
23 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
24 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
25 | 人ゆきしひとすぢのみち鳥世界 |
26 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
27 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
28 | 鵯の言葉わかりて椿落つ |
29 | 春や昔十五万石の城下哉 |
30 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
31 | 落葉踏む今日の明るさ明日もあれ |
32 | 遊牧のごとし十二輛編成列車 |
33 | 朝顔大輪臍と旋毛の七曲り |
34 | 運ばむと四枚屏風に抱きつきぬ |
35 | 涅槃会や誰が乗り捨ての茜雲 |
36 | 切れ凧の敵地へ落ちて鳴りやまず |
37 | 愛人の麦のひがしを刈りのこす |
38 | 黒牛の憩う夕刊沈丁花 |
39 | いつの世か目刺に詫びることあらん |
40 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
41 | 非常口に緑の男いつも逃げ |
42 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
43 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
44 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
45 | 灯台のように遠くて裸足です |
46 | 林檎投ぐ男の中の少年に |
47 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
48 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
49 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
50 | 螢火や手首ほそしと掴まれし |
2024年4月20日 10時58分更新(随時更新中)