現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年2月11日のデイリーキーワードランキング
1 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
2 | 一徹の弘法麦の穂なりけり |
3 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
4 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 三月やモナリザを売る石畳 |
7 | 処女地の中墓標にあらず妻佇てる |
8 | 足のうら洗へば白くなる |
9 | 愛蔵す東籬の詩あり菊枕 |
10 | 売文や夜出て髭のあぶらむし |
11 | 竹林の月の奥より二月来る |
12 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
13 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
14 | 去年今年貫く棒の如きもの |
15 | 暖かし若き叔母なる口ひげも |
16 | いきいきと三月生る雲の奧 |
17 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
20 | 花芥子や何に濡れたる少女の瞳 |
21 | 春立つや雪降る夜の隅田川 |
22 | 月に行く漱石妻を忘れたり |
23 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
24 | 夏の山国母いてわれを与太という |
25 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
26 | 耶蘇ならず青田の海を踏み来るは |
27 | 風上に白鳥あそび年立てり |
28 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
29 | 麗かに摘みふやしいる棺の花 |
30 | 海に出て木枯帰るところなし |
31 | 若鮎の二手になりて上りけり |
32 | 向きあっている仏壇と雛壇と |
33 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
34 | 猫の恋シヤワー激しく使ひけり |
35 | しろい昼しろい手紙がこつんと来ぬ |
36 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
37 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
38 | 春や昔十五万石の城下哉 |
39 | 業俳の田舎まはりや走馬燈 |
40 | 愛欲るや黄の朝焼に犬佇てり |
41 | 水枕ガバリと寒い海がある |
42 | セレベスに女捨てきし畳かな |
43 | 羽子板や子はまぼろしのすみだ川 |
44 | 長襦袢ずるるずるると蝸牛 |
45 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
46 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
47 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
48 | たてとほす男嫌ひの単帯 |
49 | 紀の国に闇大きかり鉦叩 |
50 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
2024年4月19日 18時18分更新(随時更新中)